『誕生日に思う事』

この内容は当院のLINEに投稿したものになります。


おそらく飼い主さんはお気づきになってなかったと思いますが、実は昨日治療中に飼い主さんと世間話をしながら、迂闊にもこそっと泣いてしまいました。

どの飼い主さんも、時間とお金を掛けて大事な子を病院に連れてきて下さいます。
そして、当院に鍼灸治療にいらっしゃる殆どの飼い主さんは、お忙しい中でも大事な子にお灸をして下さっています。
また、旅行に行かれる時も、その子(猫ちゃんは別ですが)を連れて行かれる方が増えました。

我が家には、ケンというミニチュアダックスがいました。
病院を開業して、5年目くらいの時に来ました。
開業以来私は、朝8時半に家を出ると夜の9時~10時ごろまでは毎日仕事をしていて、とにかく仕事第一、その次は子供達、最後はケン・・と言う生活をしていました。(ザ・ショーワでしたので💦)

とは言え当時からいつも思うことがありました。
「あ~あ・・。 もっと長い時間お家にいる事のできるお母さんの元に来てたら、きっとケンは今より幸せだっただろうな~。ケンごめんね😢💦」って・・。

ところでケンは優しい子であり、全てを受け入れてくれる心の広さもある子でした。
弟犬(シェパード、♂、ムサシ)が、我が家に来たばかりの時、少し目を離した隙に小さなケンの背中をあまがみして傷つけたのですが、6年後そんな生意気な弟犬ムサシが重い病で具合が悪くなった時は、私の留守中何度も何度も彼の様子を見に行ったそうでした。
先にムサシが亡くなり・・その後ケンが17歳になって認知症になりかけた時、「今度こそ、母さんがケンの面倒をちゃんと見てあげるからね!」「夜中の雄叫びだろうが徘徊だろうが、なんでも母さんに任せて!!」と腹を決めて夜も一緒に過ごす決意をした二日後の私の誕生日に、ケンは忙しい私に気を遣ったのか、私の帰りを待って手の中です~っと亡くなってしまいました。
なので、私の誕生日は、周りの人や動物に感謝をすると同時に、大事な家族ケンが旅立った悲しい日でもあるんですね・・。
一月になるといつもケンの事を思い出して、愛おしく切なく・・そしてありがとうの気持ちでいっぱいになります✨💕 
いつも見守ってくれていることは分かってるんですが、もう一度逢えたら思いっきり可愛がってあげたいです。

私もいろいろな動物たちとの思い出があるうように、誰もが一緒に暮らした動物たちとの思い出が、それぞれあると思います。
アニマルコミュニケーションの大家、ローレン・マッコール先生が以前こう仰ってました。
「いろんな魂がぷっかぷっかと浮いている空間があって、そこで動物達と私達は会話をするんです。
今度肉体を持ったら、絶対に逢おうね~🐶🐱🐰🕊😊❗️」と。
そして何年かしてそれぞれの魂が肉体を持ち、出逢うんだそうなんですね。
それを『魂の契り;たましいのちぎり』と言うそうなんです。

治療の時に「ペットショップに行ったら、何頭もの子犬をお店の人が放してたんだけど、この子が当たり前のようにやって来て膝に乗ってきたんだよな~😆」とか「こんなに可愛いのに何で売れ残るんだろう~・・。」と気になって何回もお店に見に行って、結局うちの子になったんだよね~🤗」という話を飼い主さんからよくお聞きします。
そんな話をお伺いする度に「ローレン先生がおっしゃるように、動物と私達が今世で出逢うと言うことは、魂の時から決まっていたんだろうな~😌💕✨」と思います。
魂時代に約束して出逢った動物たちなので、このご縁を大事にして最期まで寄り添って大事にして暮らしたいものですね~。
ケンにはもっといろんな事をしてあげたかったので後悔はありますが、ケンはいつも私や家族の中で生きています😌💖

すみません・・。またわたくし事になって恐縮ですが、この写真は、ケン(左)とムサシ(右)です😊

ケン(左)とムサシ(右)

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