鍼灸治療について

当院では、日本獣医中医薬学院において専門の技術と知識を学んだ獣医師がしっかりと時間をかけて鍼灸治療を行っております。

施術は、患者様になるべくストレスをかけないように鍼を刺す回数を必要最低限にすることを目指す「3-E針法:V3-EAS(Veterinary 3-E Acupuncture System)」を基本理念としています。

鍼灸治療とは?

鍼灸治療はツボに刺激を与えることにより、生体のエネルギーの流れである「気」の流れを整えることで、 人や動物が本来持っている自然治癒力を高める治療法です。

鍼灸は皮膚疾患や関節疾患などの様々な病気に効果があるだけでなく、「目に見える症状や病気はないけれど、なんとなく疲れやすい
、「何となく食欲がでない」などの、いわゆる“未病(みびょう)”の段階にも効果があり、スッキリと元気を取り戻せる事もあります。

「もう年だから…」「今まで何をやっても良くならないから…」と言う方はぜひ一度、当院にご相談ください。

鍼灸治療の実際の流れ

①脈診
飼い主様から症状をお聞きしながら、脈を診て患者さんの状態を見極めます。 ①脈診

②瀉血
細い針を足の静脈に刺して、血液を一滴体外へ出すことにより血の流れ(気の流れ)を良くします。

この行為により、その後の治療効果が高まります。

②瀉血

③大椎に針を打つ
次に、大椎に針を打ちます。 ③大椎に針を打つ

④プッシング
背中に走る経絡(督脈)には主に内臓のツボがあり、必要なツボを圧診器で押していきます。
(ここまではどの子でも同じで、鍼治療の準備運動のようなものです。)
④プッシング
⑤お灸
お灸が必要な子にはツボの上にお灸を据えます。

ワンちゃんネコちゃんに安全性の高いお灸を使用しております。

⑤お灸
⑥火鍼
火鍼が必要な子にはアルコールランプの火で熱した鍼をツボに打ちます。 ⑥火鍼
⑦鍼処置
患者さんの脈をとりながら必要なツボに鍼を打っていきます。 ⑦鍼処置

⑧脈診
途中で何度か脈を取って治療による脈の変化を診ます。 ⑧脈診

がんばったね

※その日の患者さんの緊張の度合いや症状により上記以外の治療(水鍼・ダイオード)をすることもあります。