床ずれケア・指導

残念ながら動物たちの中にも病気で寝たきりになってしまう子も少なくありません。
このような場合、注意して頂きたいのが床ずれです。

床ずれとは

自分で体を動かせなくなってしまった動物さんは、元気な時には無意識に行っていた寝返りなどの体重移動が出来なくなります。
長時間同じ部分に体重がかかると皮膚や筋肉の血流が不足して壊死する状態=床ずれ(褥瘡)を起こします。

床ずれは身体の小さな子でも起こりますが、中型犬~大型犬などの身体の大きな子では体重による圧迫も強くなるため、より起こりやすいと言えます。

治療法は塗り薬~外科的処置まで、褥瘡の進行により異なります。

発生の初期には皮膚に赤みや痛みを感じる程度ですが、進行するにつれ水ぶくれやただれが見られるようになります。
重症化すると皮膚がえぐれて骨が見えるほどになることもあり、強い不快感を伴います。

床ずれの予防・ケアはご自宅での管理が重要な柱となります。しかし、どんなに注意深くケアをしていても、100%予防することは難しいと思います。

床ずれが起こる前でも、起こってからでも、ご不安な点やお困りの点がございましたらお気軽にお問い合わせください。

当院では飼い主様の1日のスケジュールや動物さんの体格などによってどのように管理していったらよいかをアドバイスさせて頂いております。