こんにちは😊!
日の出の時間が少しずつ遅くなり、日の入りの時間は少しずつ早くなったりしてますね~・・。
そして夜は少し涼しく感じる風が吹く時もあります。
下の「陰陽太極図」のように、陽(真夏の暑さ)から少しずつ陰の秋・冬に入りかけてるんですね~・・
とは言え・・やはり暑いですね~😣🔥・・。
この「陰陽太極図」ですが、白い部分が陽、黒い部分が陰になります。陰と陽はいろんな表現がありますが、ざっくりいうと以下の感じでしょうか。
- 陰は、内に蓄えた静かなエネルギー;月、水、夜、冬、寒さ
- 陽は、外に出す物的なエネルギー;太陽、火、朝、夏、暑さ
どっちが良い悪いではなくて、あらゆる物を真逆の陰と陽に分けて考える「陰陽論」は「中医学」の考え方の基本となっています。
今の時期は、この「陰陽太極図」を、ざざっと横に16等分して横切りした場合の、一番上のラインの時期でしょうかね。少しずつ陰(黒色)を含み秋冬に向かいつつあるはあります。
あるご縁で中医学を学んで15年以上経ちますが、習い始めの頃、講師が「陰と陽のバランスを取ることが最大の治療です」とおっしゃいました。
ですが当初はその意味が全く理解できませんでした。
講義中に頂いたその言葉の意味をほぼ考えず、「先ずは目の前の患者さんに、効果のある治療をしなくては・・。」と効く治療のためのツボを覚えることに専念しました。
ですが、こうして臨床を重ねて行くと、やはり「先ずは病気や加齢で陰陽のバランスが壊れてしまった子のバランスを取ることが第一優先であること」がよく分かるようになりました。
例えば以下の通りです。
- 寒がりさんで「陽」(体を温める力)の足りない子には、病院では鍼灸治療、ご自宅ではお灸(腎兪と関元のお灸は本当に体を温めます!)、または推拿(すいな;ツボや経絡のマッサージ)
- 血の巡りが悪い子(中医学では瘀血;オケツ と言います。)には、病院では鍼灸、ご自宅ではお灸または推拿
- そして「陽」が多い暑がりさんや、この暑い時期の対策として、病院では針治療、ご自宅では体を冷やす食べ物を与える
- 湿気や病気、そして炭水化物の多いドッグフードを食べたせいでむくんでいる子には、むくみを取るような食べ物を与える
- 身体の痛みを伴う子は、鍼灸治療の他、やはりご自宅ではお灸、推拿
などなど・・・「陰」と「陽」のバランスが崩れた時には、結構お家で出来ることってあるんですよね~!
そして、それは重篤な病気の子にも効きますが、一見元気そうな子達にやってあげることで病気にならずに元気でいてくれるのに大いに役立つんですよね!
中医学ではこの事を「未病治」(みびょうち;病気になる前に治す)と言います。