『春の風邪の性質-2 』

五行色体表

図は「五行色体表」です。

自然界の事、私達の身体、感情など、全てのものを、「木・火・土・金・水」 の5つに分けて考えて診断や治療に生かす考え方を「五行論;ごぎょうろん」と言います。

一番上の「木」の所を下にたどって行くと・・・
気は風、季(季節)は春、臓と腑は、肝と胆(胆のう)、どんどん下に行くと、爪、目、涙、筋、怒(項目は省略)になります。

例えば、これだけをとっても、

  • 「木」の季節は春であり、肝臓と胆のうが活発になる時期だが、風邪の影響を受けて、それらの臓腑が弱る時期でもある。
  • この時期は涙目になり易く、また筋が硬直するようなてんかん発作も起きやすい。(この時期は風邪の影響を受けるので、肝に負担が掛かり肝の熱が頭の方に昇って、てんかん発作が起き易いのですね!)
  • 肝を傷めると、爪が薄くなったり変形しやすくなる。
  • そして感情面では、肝や胆のうを傷めると怒りっぽくなるし、その逆で怒りを長い間抱えていると、肝臓や胆のうを傷めるんですね。

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