こんにちは! 師走に入って、少し冬らしくなりましたね。
以下の文章もLINEに掲載した物です。動物さん達の健康状態の把握のために参考にして頂けたら嬉しいです。
『身体から出る排泄物の状態で、今の状態が分かる‼️』
身体から出る物(吐物、鼻水、尿、便、おりものなど)は、一般的に、薄い色のものは、「寒証(かんしょう、冷え)」であり、色が濃くて濁っているものは、「熱傷(ねっしょう、身体に熱を持っている)」だと言えます。
例えば、透明な鼻水をよく出す子は冷え性が多いですし、下痢をした時、黄土色の薄い便であれば、冷えから来ることが多いので、腎兪、大腸兪、関元などを棒灸で温めて下さい。その際しつこい下痢なら糞便検査もお忘れなく!
※ また、棒灸中に出る鼻水やあくびは、血の巡り、気の巡りが良くなった証拠です。
因みに、「寒証」と「熱証」のうち、前者はサラッとしていて、後者はねっちりしています。
かく言う私も、先日20年ぶりに高熱を出して、いつも透明な鼻水しか出ないのに、黄色い鼻水がいっぱい出ました。
なので、色の薄いおしっこをする子は、「寒証」の可能性大です。
ですが、ここで気をつけて頂きたい事があります。
以下の病気の時などは、薄いおしっこをたくさんします。(多飲多尿の症状を示します。)
※ 糖尿病、クッシング症候群などのホルモンの病気、腎臓病と肝臓病(腎臓病も肝臓病も血液検査に反映する前の段階でもよく見ると少しずつ症状が出ています。)
薄いおしっこをたくさんする時は、冷えのみならず病気の事もあるので、症状が気になる時は、24時間のお水を飲む量を測って、それを主治医の先生に伝えて、必要な検査があったらなるべく早めにして下さいね。
⭐︎ 寒証と熱証の見分け方は、おしっこなどの色のみならず、舌の色でも見分けられます。
前者は下の色が薄く、後者は濃い赤の傾向にあります。
血の巡りの悪い子は、「お血」と言って、いろんな病気の前段階またはいろんな病気になっている状態です。
そう言う子の舌は、黒っぽくなっています。こう言う子にはお灸が1番です。
よもやま話なので、その時々で思いついたことを書いてますが、追々、お灸のお話もさせていただきますね!
今日も動物さんにとっても皆さんにとっても良い1日でありますように〜(o^^o)!