9月25日に山崎恵子先生の「動物虐待と対人暴力の連動性・・動物虐待とその他の暴力は連動する!?」というタイトルのzoomセミナーを受けました。
仲良しの獣医師から、「飼い主さんの酷い犬の虐待」について相談を受けていたこともあり、絶妙なタイミングでこのセミナーがあったので、受講しました。
ところで私は、鍼灸治療をしているので、1頭当たり40分前後掛けて治療するんですね。
動物達に針やお灸をしながら、いろんな職種の方からいろんな話をお聞き出来るので、獣医しかしてこなかった私は、ある意味「お得!!」というか、とても良い社会勉強の時間にもなっています。
去年ある臨時の小学校の先生が仰ってました。
コロナ(デルタ株)が大流行して小学校がお休みになった時、一学年に一人くらい痩せこけた子供がいるのだが、その子は学校の給食が1日の栄養源なので、学校がなくなるとどうなるのか、と、とても心配・・・との事でした。
また、ある知的障害のあるお子さんを預かる施設で仕事をしてみえる方が、障害のある中学生のお兄ちゃんを預かっているのですが、歳の離れた弟が産まれ・・・両親が虐待するようになったとの事。 身体に沢山のゲンコツのアザがあり、その中には小さいゲンコツのアザもあったとか・・。
仲良しの獣医師の犬の症状や、ネグレクト、暴力を振るう親の話など・・・こうしてコラムに書いていても、思い描くだけで本当に苦しくなります。
2時間半の講義の内容をここで書き出すには、今日は時間がありません。
そんなに簡単な問題ではなく、暴力を振るう方も心の傷や心の闇を抱えているので、警察のみならず精神疾患のプロの方たちももっと問題意識を高くして多角的に見ていく必要があるとのことでした。
「弱者が辛い目に合わない」「そして辛い目に合わせる人もいない」・・そういう社会になれたら!! ・・と、ただただ、強く祈念しています。