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以下のものは、院長が当院のLINEに投稿したものになります。
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おはようございます。
12月中旬以降は冬らしい気候になりましたね。
やはりこの時期は、寒邪(かんじゃ;寒さの邪気)の影響を受けて、膝蓋骨脱臼や椎間板ヘルニアなどの関節疾患の悪化や燥邪(そうじゃ;乾燥の邪気)の影響で、気管虚脱など呼吸器の病気の悪化が見受けられます。
毎回くどいようですが、やはりお家で『ぐるぐる2回と腎兪にお灸』をしてもらっている動物さん達は、持病を抱えていても結構元気な子が多いですね。
経絡(けいらく)を線路に例えると、ツボは駅になります。
背中には、背骨に沿ってとっても大事な経絡が2本あります。
ってことは、大事なツボが背骨に沿ってびっしり並んでいる!!って事なんですね。
首の付け根に骨の病気に効くツボ(大杼)があり、その下からは肺、心臓、肝臓など内臓と繋がったツボがずら~~っと並んでいます。
その方法ですが、首の下から尾までを棒灸で小さな円を描きながら、ぐるぐる回して下へゆっくりお灸していきます(2~3回ほど)。そしてその後、「腎兪;じんゆ」というツボで5分ほどお灸します。
- 腎兪のお灸は、腎臓や膀胱を強めます。
- 腎の陽気を高めて、身体を温めます。
- 下半身を強くすることによって歩行状態がしっかりします。
- 腰痛も改善します。
- 「肺腎同源」というように、腎を強めれば、肺も強まるので呼吸器疾患にも効きます。
もう、これらをやらない手はないですよね!
追記です。
これらのお灸を終えた後、
- 咳の酷い子は、「定喘;ていぜん」という首の付け根のツボをお灸したり、そこから少し下った「肺兪;はいゆ」というツボのお灸がお勧めです。
- その他、親指の付け根の「少商;しょうしょう」や手首より少し上の「列欠;れっけつ」のツボ(これらはお灸よりも指で軽く押さえて下さい)
- 椎間板ヘルニアの子は、腎兪と骨盤の真ん中辺りの「大腸兪;だいちょうゆ」や「環跳;かんちょう」と言って、しっぽの付け根と大腿骨の頭を結んだ線を3等分した大腿骨の頭寄りにお灸されるのがお勧めです。(股関節形成不全にも効きます)
後は、咳の子に良い食材でお勧めなのは、以下の通りです。(主に白いものが多いです。)
- 長芋(肺のみならず、腎も強めます)、大根、豆腐、豆乳、ナマコ(これも腎も強めます)、カボチャ、白きくらげ、リンゴ、梨、柿、クコの実
- 肉なら、肺に効くのは鶏肉、腎に効くのは豚肉、ついでに腎臓を強める魚介類は、ナマコ、海老、ホタテです。
以上思いつくままに書かせて頂きました。
お灸と手作りご飯(トッピングでもOK)で、この冬を乗り越えましょう~!
今日も動物さんと皆様にとって素敵な1日でありますように~😊🎶