先日、スーパーで偶然中学校の同級生Aちゃんに会った。
「ゆりちゃん、久しぶり~!! ずっと前にワクチンでお世話になったワンコが、こないだ急死しちゃったのね・・。もう寂しくて、寂しくて・・・。」との事。
「それじゃあ、お互い(彼女も私も)歳だし、これから若い子を迎えるのも大変だから、保護犬を飼ったら~!?」と伝えたところ、間髪を容れずに「ダメダメ~!! そんなことしたら、息子に叱られる~!」と言われてしまった。
「お母さん、犬は絶対ブリーダーからかペットショップで買うもんだよ。保護された犬は素性が分かんないし、どんな病気を持ってるかも分かんないから絶対に貰ってきちゃあダメだよ!!って言うのよね~・・。」との事。
その息子さんが小学生の頃、障害のある子のお世話をよくやってくれるからって事で、担任の先生からすごく褒められたって話、昔Aちゃんから聞いた事がある。
「本当は優しい子なんだろうけど、知らないだけなんだろうなぁ・・・。」
それを聞いて、「もしかしたら、こないだ亡くなっちゃったその血統書付きのワンコちゃんには、同腹の兄弟(姉妹)がいて、ブリーダーさんの元で繁殖犬として長い間、精子を提供したり、毎年妊娠・出産しながら、ずっとそこで働いてたかも知れないよ。」
「そいでもって、だんだん働けない歳になったからって事で、保護団体に保護されて、今もどこかで新しい飼い主さんを待ってるかも知れないんだよ。」って、思ったりした。
(もちろん、長年働いて産めない歳になったワンコちゃんをちゃんと最期まで面倒みるブリーダーさんもいれば、ちゃんと可愛がってくれそうな飼い主さんを見つけて、その方に譲るブリーダーさんもいるけど・・。)
「一体全体、ちゃんとした犬って、どういう犬のことを言うんですか?!」って聞きたくなる。
なにも「ペットショップで買ってはいけない。」って言ってるわけじゃない。
だけど「どの子も幸せな犬性を送る為に、この世に産まれて来て、ご縁があって人間たちと暮らし、私たち人間もその子からいっぱい愛をもらっている。(愛のエネルギーの交換)
どのワンコちゃんも(猫ちゃんも)、幸せな一生を過ごしてほしい!!と願って止まない。
Kさん一家は、保護犬を譲り受けて、大事に育ててみえます。
すずちゃんは、K家の3代目のワンちゃん。
心臓病と下半身のふらつきで当院に来てくれていました。
派手に喜んだり怒ったりする子ではなかったのですが、その静かな顔の表情の中に、いつもKさん一家からいっぱい愛を貰っているのを感じました。
残念ながら先月亡くなってしまいましたが、最期までご家族に愛されて幸せな犬生だったのでは?!と思います。
マルコちゃんは、数年前に下半身麻痺になり、手術をしましたが歩行回復せず、その後鍼灸治療でも麻痺は治りませんでした。
一旦治療を中止して、自宅でのお灸だけにして頂いたのですが、長年後ろ足をかばっていたので、前足が疲労して、痛みが出てきたので、また通院して頂いています。
Hさんは、マルコちゃん以外に3頭ワンちゃんを飼って見えますが、そのうち2頭は、保護犬です。
みんなとっても仲良しなんだそうです(o^^o)V。
ミックちゃんは、フィラリアの予防をしないで、お外で何年間か飼われていたらしく、保護団体さんに引き取られた時には、心臓の中はフィラリアの虫だらけだったそうです。
Kさんが引き取って、手術をした後は、とても元気になりました。
当院には椎間板ヘルニアで通院してくださっています。
保護団体さんから来た同居犬の妹犬(血縁関係なし)ともとっても仲良しで、夜は一緒に寝ているそうです。