大事な子が重い病気になった時、右往左往するのも愛❗️ でもこの子に負担をかけまいとして、泣きたくなる気持ちをぐっと堪えるのも愛❗️❗️

以下の文章は、先日、院長のLINEに掲載したものです。


こんばんは😊!

「鍼灸」というと椎間板ヘルニアなど骨に問題がある子が来院されるイメージをお持ちの方がいらっしゃると思いますが、17年間鍼灸治療をして来ましたが、骨の病気の子のみならず、悪性腫瘍(いわゆる癌)の子やてんかん患者さん、腎臓病の末期の子、肝臓病の末期の子、下痢が治らない子、アトピー性皮膚炎の子・・などなどいろんな患者さんがお見えになります。

いつもバタバタの毎日を過ごしておりますが、バタバタしつつも亡くなってしまった患者さんやその飼い主さんの事を思い出す事がよくあります。
その中で特に印象に残った方が何人かおられますが、一番印象に残った方のお話をさせて頂きますね。

ある時「腎臓病の末期」の猫ちゃんとその子の飼い主さんが来られました。
その飼い主さんはとてもその子を愛してらして大事にしてらっしゃったのですが、無症状のまま腎臓病が進行していって、気が付かれた時には、その猫ちゃんは腎臓病の末期になっていました。

その飼い主さんは、涙をこらえながら毎回その子の鍼灸治療にお見えになられたのですが、その時の会話が実に印象的でした。

「本当にもっと早く気付いてあげれなくってごめんね!って感じなのね。」「この子に変な心配を掛けさせたくけどこの子の寿命を考えると泣けてくるのね! そういう時私は、一人で車に乗って車の中で一人で大泣きするんです。」・・それを聞いてその方の猫ちゃんに対する深い愛を感じました。

私自身、ムサシやケン(どちらも犬)の飼い主として大事な子が余命いくばくもないと思うと、その子の前であたふたしたり不安や憂鬱な顔をしてきたと思いますので・・。
ですので、この方の「その子が余計な心配をしないように気遣っておられる姿」を知って・・本当に頭の下がる思いでした。

残念な事にその子は数か月後に亡くなってしまいましたが、その方の深い愛はその猫ちゃんに絶対に伝わっていると思います。

この通り・・いつも治療の度に動物さん達や飼い主さん達から日々学ばせて頂いております。

深謝👏🏻✨

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