ちょうど10年前、「アニマルコミュニケーション(動物との会話)」の大家、ローレン・マッコール先生に出逢い、彼女の哲学や仕事への姿勢に感銘を受けて師事した。
ある時の授業で私がローレン先生に質問をした。
「動物達が、これを言ったら飼い主さんが傷つくだろうな~・・という事を言った時、私達はどうしたら良いですか?!」すると彼女は、「私達は動物の通訳者に過ぎないのよ。だから、主観を入れずにそのまま伝えて。それが飼い主さんにも学びになる場合があるのだから。」と仰った。
とは言え「アニマルコミュニケーション」は、何かの問題集のように末尾に解答欄があるわけではない。 なので動物が本当にそう思ってるかどうかは、実際のところ証明しようがない。
ただ、アニマルコミュニケーションをしていた8年間の中で、「死を目前にした動物達が、何を思っているのか教えて欲しい。」というご要望を結構頂いたので、「証明しようがない」ことを踏まえた上でお伝えしたいと思う。
彼ら(彼女ら)は、自分がもう直ぐ死んでしまうことを既に知っていることが多かった。
だが、その事に対する恐怖感は殆どなく、自らの死を受け入れているように感じた。(後の文は私の主観です。)
そして、会話の中で一番多かったのは、「自分が死んだ後の飼い主さんの事がとても心配」ということと、「飼い主さんに感謝している。ありがとう!と伝えて欲しい。」ということだった。
それと「楽しかった」とも・・・。
彼らがこう思っていたのは、きっと飼い主さんがその子に対して、『無条件の愛』を注いで来たからだと思う。
人間の親子のように、「○○高校に入学したら、あなたを息子として認めてあげる。」などという打算も何もない。ただただ、「そこにいてくれるだけでいい。」と、その子をまるごと受け入れて、無条件に愛していたからだと思う。
動物達は、賢いので欲しいものがあると、冷蔵庫を見ながら「お父さん!中のヨーグルトをちょうだい!!」というかの如く吠えたりして、一見打算的な行動をとる場面もあるけど(苦笑)・・・
最期は自分の事より、自分を愛してくれた飼い主さんの事を慮って感謝しながら亡くなることが多い。と感じた。
人と動物のみならず、人と人もこういう関係性を持てたら、もっといい世の中になるんでしょうね。
ソラちゃんは、お母さんの事が大好きでした。
お母さんの具合が悪くなる度に、ソラちゃんの尾の腫瘍も大きくなりました。
途中、心配な時が何度もありましたが、最期までお母さんと一緒にいる為に頑張ってくれました。
今もずっとお母さんの事を見守ってくれていると思います☆彡
安寿ちゃんは、女王様気質で気が強いところがありましたが、お母さんの前ではとっても甘えん坊でした。
治療の途中で気持ち良いのか、寝てしまうんですね。それを見たお母さんと私は、眼を見合わせて小さく微笑むんです。
すると・・・「私、全然寝てませんけど、なにか???」とパチっ!!と起きるんです。
その後二人で大笑いヽ(^o^)丿。 ホントその時の表情も可愛かったですね~♡
途中どこかに立ち寄れば、たちまち人気者になって人がいつも集まってきたそうです。
この通り、ベッピンさんですが、超お茶目な子でした。
今もまだ、当たり前の顔をして玄関から入って来てくれそうな気がします。
ルーシーちゃん、いつもみんなを和ませてくれてありがとうね~(*^^*)!