去る12月19日(木)に、東京成増にて、山内校長率いる『東京の中医獣医薬学院OBの飼い主様向けセミナー』がありました。
一年ほど前から、東京のセミナーのお手伝いをさせて頂いてましたが、今回は私が講義をする番でしたので、2か月ほど前から準備して、このセミナーに臨みました。
今まで名古屋と半田で数回、「初診者の方向けの中医学セミナー」を開いて来ましたが、この東京のセミナーは山内校長が5年ほど前から開いてらっしゃったセミナーであり、受講生の皆さんはベテランさんばかりでした。
とは言え、参加されて間もない方も数人いらっしゃったとのことでしたので、今回は西洋医学とは違った捉え方をする『中医学のベースになっていること』のお話をさせて頂きました。
ベテランの方からすると「そんなこと解ってるよ!」という話もさせて頂いたと思いますが、初心者の方もベテランの方も、「中医学はどういう考えから出来ているのか!」ということの理解を少しでも深めて頂けたら幸いだと思って、お話させて頂きました。
そして、星野先生にバトンタッチし、星野先生が具体的なお灸の話をして、セミナーは終了。その後反省会兼忘年会が成増の美味しいイタリア料理のお店でありました。
校長先生の真ん前に座った私は、「盲目のテノール歌手のアンドレアボチェリ」の話をお伺いできて、超ラッキーでした!!
盲目のアンドレアボチェリに対し、師匠はいつも「自分の声と呼吸を感じろ!」と言っていたそうでした。
アンドレアボチェリは、「自分の声と呼吸を感じることができるように」長い間愚直にその感性を磨いてきたからこそ、彼の今日の功績があるのだと思います。
山内校長からこの話をお聞きして、直感で「これだ!!」と感じた時に、そのまま愚直に邁進することはとても大切な事だと再認識しました。
そしてアンドレアボチェリのように、「どれほど素晴らしい師匠に出逢うことが出来るか!」という事と、「どれほど素敵な友と出逢うことが出来るか!」で、「大方、人生の価値は決まるのではないか!」ということをしみじみ感じた一日でした(^_-)-☆。
今回はリンパ腫など重症の子には鍼灸治療と共に、「制限ばっかりしないで好きな様に生きさせてあげる事が大事」だと仰ってました。
私は「中医学はどんな考え方を基にして出来ているのか?!」という事が腑に落ちるまでに時間が掛かったので、今回はそれについてお話させて頂きました。
セミナーの後の忘年会。
お茶目な校長を囲んでパチリ!!