去る12月15日(日)、午前10時より名古屋今池ガスビルにて、『第二回 温雪楓(おんせっぷう)中医学研究会』がありました。
今私が学んでいる中医学は、『日本獣医中医薬学院』の山内健志校長と岩西先生と校條先生が、20年以上前に『温雪楓(おんせっぷう)先生の中医学の勉強会』に出られて、「これは本物だ!!是非獣医界に広めなくては・・・!!」という熱い想いから15年ほど前に『小動物中医学研究会』が立ち上げられ、その時からずっと学んでいるものです。
私が学んだ時には、温先生は既にお亡くなりになっていましたが、15年以上続いた「温先生の教えを伝承する勉強会」が去年一月になくなってしまった為、新たに立ち上げることになり、その第二回めが先日行われたんですね。
そもそも・・今年の2月に、岩西先生から突然お電話があり「工藤先生、今度立ち上げる温先生の勉強会の事務局、引き受けてくれたんですってね!?」と言われ・・それは正しく“寝耳に水”の話であり、正直なところ、「仕事が忙しくて毎日余裕がない中で、果たして私に出来るんだろうか・・。」ととても悩みました。
ですが二日間考えてこれは「はい!」か「イエス!」しかないだろうな~・・・と思って、お引き受けすることにしました(苦笑)。
そして有能なうちの副院長・水出獣医の力も借りて、この度何とか二回めが無事に終わったという次第です。
当日は写真の通り、座学の後、症例発表をして、その後は実習をしました。
実習は、日頃不調を抱えている仕事をしている受講生の方々に挙手して頂き、患者モデルになって頂きます。
そしてベッドに寝て頂き、講師の先生方に症状や脈などから診断して頂き(それを弁証;べんしょう、と言います)治療していき、元気になってもらうんですね。
そして、受講生の皆さんがそれぞれに、患モデルの脈を取りながら、治療をしていくうちに、患者モデルの脈や顔色、足の長さや背中の色などがどう変化していくのかを実際に診て体験していくという、とても身になり深いセミナーです。
受講生の皆さまも、実に熱心に参加してくださいました。
講師の会長国分龍彦先生、石田とく子先生、山内健志校長、西依先生、岩西先生、そして以前の温先生の勉強会での先輩であり、第一回めの受付けの時からお手伝い下さいました吉川昇子先生と副院長・水出先生に心から感謝申し上げますm(_ _)m。
遠方から出席して下さった受講生の皆さまもありがとうございました。
次回は来年の6月を予定しております。また是非起こし下さいね!
☆人や動物の治療に携わっていらっしゃる方で、この研究会に興味をお持ちになった方は、ご遠慮なく、
「リリー動物病院 東洋医学クリニック」(☏052-851-2345)
までご連絡下さいませ。次の研究会の詳細資料をお送り致しますので・・。
多くの方々に温雪楓先生の中医学を知って頂き、多くの方や動物たちが元気になるお手伝いをさせて頂けたら本望です。
皆さまのお陰でこうして開催することが出来ました。
感謝です。
これから座学が始まります。
右から会長の国分龍彦先生、兼子先生、西依先生。
患者モデルの受講生の一人にベッドに寝て頂いて、現段階で困っている症状を聞きながら、受講生たちはこうして患者モデルの両手から脈を診ていきます。
おなじく実習風景。
講師の西依先生が脈拍数を取りつつ脈の状態を診ていらっしゃいます。
この後、この方の治療が始まります。
「今不調で楽になりたい人!」と講師が言ったところ、即座に挙手した先生。
それで二人めの患者モデルになって頂きました。
終わった後、「とても楽になりました!」と彼女から嬉しい言葉を頂きました(^_-)-☆。
皆さん、疲れた体でお仕事頑張ってるんですね~・・。
日頃動物たちに良い治療をする為には、私達も元気でいなくてはなりません!
ご自身を労わって下さいね♡